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チ・ジニスペシャルトークイベント2008に行ってきました(昼の部2)-「ス」「なつかしの庭」

古家「次に、映画「ス」と「なつかしの庭」についてお聞きします。「ス」のお話があった時の様子を教えていただけますか。」

チ・ジニ「「ス」の崔洋一監督とは、食堂で初めてお会いしました。崔洋一監督が、今度の映画のキャストに私を考えてくださっているということをお聞きして、崔洋一監督を信頼して、引き受けることにしました。崔洋一監督にオファーを受けたら、誰も断らないのではないでしょうか。」

古家「崔洋一監督は、ずっと日本で映画を撮影されていて、「ス」が崔洋一監督にとっての初めての韓国映画ということで、現場の撮影の方法で違いがあったりということは、なかったでしょうか。」

チ・ジニ「実際、違いがありました。不協和音が出たこともありました。でも、私は崔洋一監督を信頼していましたし、崔洋一監督も私を信頼してくださって、スタッフ、キャストも、一生懸命、取り組みましたので、最終的にはうまくいったと思います。とても満足しています。」

古家「アクションシーンが非常に多かったですが、スタントなしで、すべてチ・ジニさんが演じられたのでしょうか。」

チ・ジニ「スタントは、ほとんど使いませんでした。カーアクションのところで、ほんの少しスタントの方に演じていただきました。車で競うシーンです。その時に、スタントの方が、ひざを折ってしまわれたので、申し訳なく思いました。今は、回復されて、元気に仕事をされています。」

古家「それと変わって、「なつかしの庭」は、またタイプの違う映画でしたね。チ・ジニさんは、17年の時を経た演技をされていますが、その演技は難しくなかったですか。」

チ・ジニ「この人物は、17年間を監獄で過ごしますが、心の中は、監獄に入った時に、時がストップしているのではないかな、と思いました。もちろん姿は、変わりますが、心の中は変わらずに時が過ぎたと考えて、演技面では、心は変わっていないというような感じで演じました。」

古家「17年後に、涙を流して、その涙を拭くシーンがありましたが、今のお話を聞いて、そのように演じられているのだな、と思いました。「なつかしの庭」は、追憶がテーマになっています。チ・ジニさんは、過去のこの時に、こうしていれば良かったと思うようなことはありますか。」

チ・ジニ「私は、後悔はしないようにしています。」

古家「後悔はされないということですので、もしも生まれ変わってたら、どんな仕事をしていると思いますか。」

チ・ジニ「私は、工芸が好きです。金属工芸でも、木工芸でもです。ですから、物を作る工芸の仕事をしていると思います。」

古家「それでは、生まれ変わったら、また俳優になりたいという思いはないのでしょうか。」

チ・ジニ「俳優になったことは、運命だったと思っています。私は、俳優になるとは、夢にも思っていませんでした。私が俳優になったのは、皆さんと会うためだったと思います。私が、生まれ変わった時に、その同じ時に、皆さんも生まれ変わっていたら、皆さんと会うために、私もまた俳優になっていると思います。」

古家「皆さん、またチ・ジニさんに惚れ直しましたか。」  

 チ・ジニさんが、「皆さんと会うために俳優になった」とおっしゃってくださったのは、とても嬉しかったです。チ・ジニさんが、ずっとカメラマンをされていたら、私がチ・ジニさんとお会いすることはなかったな、とは、前からよく思っていました。


(つづく)